リモートワークでは、ツールを活用した継続的な管理が重要です。ルールとツールを組み合わせて、安全なリモート環境を維持する必要があります。本記事では、リモートワークにおけるセキュリティの課題や対策のポイントを解説します。
目次
リモートワークにおけるセキュリティの課題
リモートワークの普及により、従来とは異なる形のセキュリティ対策が求められています。どのような問題が発生し得るのか、まずはリモートワークにおけるセキュリティの課題を見ていきましょう。
リモートワークで起こり得る情報セキュリティ問題
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティの10大脅威を毎年発表しています。2025年に発表された最新版は以下の通りです。
| 順位 | 脅威 |
| 1 | ランサム攻撃による被害 |
| 2 | サプライチェーンや委託先を狙った攻撃 |
| 3 | システムの脆弱性を突いた攻撃 |
| 4 | 内部不正による情報漏洩など |
| 5 | 機密情報などを狙った標的型攻撃 |
| 6 | リモートワークなどの環境や仕組みを狙った攻撃 |
| 7 | 地政学的リスクに起因するサイバー攻撃 |
| 8 | 分散型サービス妨害攻撃(DDoS攻撃) |
| 9 | ビジネスメール詐欺 |
| 10 | 不注意による情報漏洩など |
注目すべき脅威は、6位の「リモートワークなどの環境や仕組みを狙った攻撃」です。働き方の変化に伴い、リモートワーク特有のセキュリティリスクへの対策が求められています。
出典:情報セキュリティ10大脅威 2025 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
エンドポイントセキュリティの向上がより重要に
テレワークの普及により、セキュリティ対策の重点は社内ネットワーク中心の対策から、従業員一人一人が使用するPC・スマートデバイスなどのエンドポイント対策へと大きく移っています。
社外で業務を行う環境では、ファイアウォールやIDS・IPSといった従来の防御が及ばず、端末自体が直接インターネットにさらされている状況です。公衆無線LAN・私物端末・USBメモリなどを経由したマルウェア感染も想定され、端末側の脆弱性はそのまま企業全体の情報漏洩や業務停止リスクに結び付きます。
エンドポイントは防御の最終ラインとなるため、常に安全な状態を維持するための対策が重要です。
リモートワークでのセキュリティ対策のポイント
リモートワークにおけるセキュリティ対策では、ルールの整備や物理的な対策の強化、ツールの導入が必要です。それぞれの内容を詳しく解説します。
セキュリティ対策のルール整備
リモートワークを安全に進めるためには、情報セキュリティ対策に関するルールを明確に整備することが大切です。
社内データの取り扱い方法や保存場所、アクセス権限の設定、業務で使用するPCやスマートデバイスの利用条件を定めておけば、情報漏洩や不正利用のリスクを抑えやすくなります。
総務省が公表している「テレワークセキュリティガイドライン」を参考に、自社が直面しやすい脅威を整理し、基本方針・対策基準・実施手順を含むルールを策定すると実務に結び付きやすくなります。
また、従業員が内容を理解し順守できるように教育やマニュアルを整備し、日常業務の中で定着させていく取り組みも重要です。
物理的なセキュリティ対策の推進
リモートワークにおけるセキュリティ対策では、端末や書類の盗難・紛失といった物理的なリスクにも目を向ける必要があります。社用PCやスマートデバイスの管理が甘くなると、不正利用や情報漏洩につながりかねません。
端末の持ち出しや保管場所に関するルールを明確にし、従業員が共通認識を持って運用することが大切です。また、自宅や外出先で作業する際には、第三者に画面を見られない配置を意識したり、のぞき見防止フィルターを活用したりする環境整備も欠かせません。
紙書類の持ち出し制限やペーパーレス化を進め、物理的な情報資産を安全に管理する体制を整えていくことも求められます。
セキュリティツールの導入
システムや端末を技術的に守るセキュリティツールを導入すれば、端末管理やアクセス制御、操作ログの取得といった防御機能が強化され、不正アクセスや情報漏洩の兆候を早期に把握しやすくなります。
通信・保存データの暗号化や多要素認証の導入、システム・アプリケーションの脆弱性管理を行うことで、ネットワーク上の安全性も高めることが可能です。
公衆無線LANの利用や社外からの接続が増えるテレワークでは、セキュリティツールで多角的な対策を講じ、継続的に管理していく姿勢が求められます。
リモートワーク監視ツール「Watchy」の強み
リモートワークのセキュリティ対策でツールを導入するなら、「Watchy」を検討するのがおすすめです。リモートワーク監視ツール「Watchy」の強みを紹介します。
セキュリティ対策に不可欠な機能を網羅
Watchyには、以下に挙げる機能が搭載されています。
| 機能名 | 概要 | 主なポイント |
| フォルダー監視 | フォルダー内のファイルの編集・保存・削除などの操作ログを一括で収集 | ・顧客情報や人事情報など重要データの保護に役立つ・不審な操作をアラート通知で検知できるため常時監視が不要 |
| USBドライブ監視 | USBメモリや外付けハードディスクの着脱、ドライブ上のファイル操作を監視 | ・USB脱着時のログを収集・特定キーワードを含むファイル操作をアラート通知・持ち出された情報の内容や対象者を把握できる |
| Web閲覧・監視 | ChromeやEdgeなどのブラウザ利用時の閲覧・ダウンロード操作を記録 | ・URLやページタイトル、ダウンロード履歴を取得・不審な操作をアラートで通知・不正発生後に操作履歴をさかのぼって確認できる |
| スクリーン監視(画面監視) | PC画面のスクリーンショットを一定間隔で自動撮影 | ・作業状況を可視化できる・内部不正や情報漏洩の抑止に役立つ・複数ディスプレイも1枚の画像として保存可能 |
IT資産のライフサイクル管理もサポート
Watchyでは、IT資産のライフサイクルもトータルでサポートできます。具体的な機能は以下の通りです。
| 機能 | 概要 |
| ハードウェア資産管理 | PCのOSやバージョン・シリアル番号などのハードウェア情報を自動取得し、管理画面で一元管理できる |
| ソフトウェア資産管理 | インストールされているソフトウェアやセキュリティソフトの情報を把握し、不正利用や管理漏れを防げる |
| デバイス更新管理 | Windows Updateの適用状況を可視化し、一括更新により脆弱性対策を強化できる |
必要な機能を必要な分だけ選択可能
一般的なリモートワーク監視ツールは、多機能である分、使わない機能にも費用が発生することがあります。機能が充実していても、自社の運用に合わないものが含まれているケースは少なくありません。
Watchyは必要な機能だけを選択して導入できるため、無駄なコストを抑えやすい点が特徴です。クラウド環境で提供されており、自社でサーバーを用意する必要がないことも、導入や運用コストを抑えられる理由の一つです。
リモートワークにはセキュリティツールの導入を
リモートワークでは、社内ネットワーク中心の対策だけでは不十分であり、エンドポイントを含めた多角的なセキュリティ対策が求められます。情報セキュリティ上の脅威を理解した上で、ルール整備や物理的対策、セキュリティツールの導入を組み合わせ、継続的に管理していくことが大切です。
働き方の変化に合った対策を講じることで、安全なリモート環境を維持しやすくなります。自社の環境に合った対策を見直し、継続的にセキュリティ強化を進めていきましょう。
Watchy編集部
従業員が安心して働ける環境を提供するための、IT資産管理、情報漏洩対策、労務管理に関するコンテンツを発信しています。
Watchyは、株式会社スタメンが運営するクラウドサービスです。企業のIT情報統制の課題やバックオフィスの課題を、情報システム担当者が手薄な状況でも、Watchyが解決。設定・運用の手間を最小化しながら、押さえるべきポイントを確実に押さえた企業統制の実現を支援します。
【株式会社スタメンについて】 東京証券取引所グロース市場上場。Watchy、TUNAGなど、人と組織の課題解決を実現するSaaSを展開。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)及びプライバシーマークを取得。

